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執筆者の写真Hyogo Paris

フォンテーヌブロー美術史フェスティバルに参加しました


 世界遺産に登録されているフォンテーヌブロー城で6月4日から3日間にわたって開催された、フォンテーヌブロー美術史フェスティバルに参加しました。


 フランス文化省のもとで国立美術史研究所とフォンテーヌブロー城が共同開催した美術史フェスティバルは、今回が第10回目となりテーマは「喜び Plaisir」。

 アジアからの初めての招待国として日本が招待され、入口の門には日本国旗が掲げられました。会期中には200ものイベントが開催されました。

 フォンテーヌブロー城の収蔵庫に眠っていた、徳川幕府が遣欧使節団を通じてナポレオン3世に送った狩野派の屏風なども紹介され、知られざる日仏交流史や芸術品にスポットがあてられました。(「アートと外交~フォンテーヌブロー城に見る日本の芸術作品」展で展示)


 また、兵庫県庁周辺再整備にも関わっておられる、建築家・隈研吾氏による茶室「浮庵」が城内サン・サテュルナン礼拝堂内に展示されました。茶室が展示されたエリアは、フォンテーヌブロー城の中でも一番古い時代の建築で、歴史ある建物と畳のコラボレーションがとても新鮮です。

 広場には小さな鯉のぼりがたくさん吊るされています。

茶室「浮庵」
小さいですが、鯉のぼりが吊るされています

 兵庫県パリ事務所は、クレアパリ事務所と共同でブースを出展し、兵庫県と兵庫の食の紹介パンフレットを配布しました。日本から持ってきた浴衣(フランスではもう夏の気温です!)を着用し、兵庫県のPRを頑張りました。

 やはり神戸牛と姫路城はご存知の方が多かったですが、「城崎も風情のある温泉街で、私の着ている浴衣で街歩きができる」と紹介をしたら、皆さん興味を持っていただけました。


 姫路城に行ったことのある方から「非常に素晴らしい体験だった」と熱い感想をいただいたり、昨年予定していた日本への旅行がキャンセルになってしまったので、次こそは行きたいという方の話など、日本に興味を持っているフランスの方はとても多いと改めて実感しました。

 また、日本の東京・鎌倉・京都・大阪という個々の都市は知っていても、位置関係がよくわからないという方が多いようです。

 日本地図で「兵庫は大阪・京都のすぐ近くです」という説明をすれば、「なるほど!」と言っていただけました。


全国のパンフレットが並びます
伊原大使がブースに来てくださいました

また、兵庫県芦屋市で結成された具体美術協会に参加されていた、現代美術家・松谷武判氏が「UN LONG PARCOURS(長旅)」というテーマで登壇され、美術史家とフランスでの創作の旅について話されました。日本のテレビニュースでも取り上げられていました。

JNNのニュース映像

海外旅行がまた自由にできるようになることを、皆さん心待ちにしていることがよくわかったイベントでした。













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