先日、内閣官房オリ・パラ事務局主催で、東京オリンピック・パラリンピックでフランス代表チームのホストタウンとなった自治体の高校生と、フランスの高校生のオンライン交流会が開催されました。
この事業は、日本のホストタウンの高校生が、フランスの代表選手やホストタウンでの交流事業について取材し新聞記事にまとめるもので、交流会もその一環です。
フランス側の参加校は、当事務所に事務局から紹介依頼があり、兵庫県と長年の交流があるセーヌ・エ・マルヌ県からサン・ローラン学園の6名が参加しました。
日本側も兵庫県内のホストタウン、神戸市と姫路市から高校が参加しました。
交流会はまず双方の学校と学校のある街の紹介から始まりました。
次に、6名程度のブレイクアウトルームに分かれて、議論を行います。
フランス側からは、「フランスのアスリートが姫路に来た時にどのような交流をしたか」「新型コロナウイルスの影響下でのオリンピック開催は難しかったか」「オリンピックで一番見た種目は」などの質問が出ました。
日本の高校生からは、「姫路市では柔
道チームの公開練習に参加したり、選手とオンラインで交流したりした。新型コロナウイルスの影響で、無観客や人数制限がある中での開催となったことが、難しかったと思う。種目は、選手に取材をして興味を持ったので、柔道を一番見た。」との話がありました。「柔道の日仏の対戦では、フランスを応援した。」とのことで、それを聞いたフランス側では喜びの声が上がっていました。
次回の開催地のフランスでは、「Terre de jeux」というパリオリンピック・パラリンピックに向けての機運醸成のためのプロジェクトが始まっており、イベントを開催するならどのようなものがいいか、という議論も行いました。
生徒からは、フランスには「Fête de la musique」という夏至の日の音楽祭があり、音楽は言葉の壁を越えられるのでそれに合わせて様々な人が参加するコンサートを開催してはどうか、など具体的な提案が出ました。
最後はチーム対抗のクイズ大会で、「新年に日本の子ども達がもらうものは何か?」など日本文化についての出題があり、生徒たちも盛り上がっていました。
また、フランス現地の2紙が取材に来られました。
<La Marne>
<Le Parisien>
平時は日本から修学旅行で来仏した高校生としていた交流が今は一時的にできないため、日本語の授業を選択している生徒達にとって、気持ちを繋ぐ意味でも有意義な会となったようです。
日本側の高校生がまとめた新聞が、9月末に読売中高生新聞特別号として発行される予定で、その報告の交流会が2回目として予定されています。
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